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ひじきを子供や赤ちゃんが食べ過ぎたら?いつから食べていい?子供が喜ぶレシピも紹介

食育/料理

”ひじきは毒性があるので、妊婦は控えめに”

このような妊娠時に習った情報が頭に残っていたものの、ヒジキには栄養も多いため久々に購入しました。

ひじきの毒性と言われるヒ素は、実際にはどのくらい含まれているのでしょうか?

そこで、

  • ヒ素を含むひじきを食べ過ぎたらどうなるのか?
  • ひじきの1日の摂取量の目安について
  • 子供や赤ちゃんはいつから食べていいか?喜ぶレシピは?

このようなひじきの気になる点や疑問があったので、確認してみました。 

ミユママ
ミユママ

ひじきについては一時話題になりましたが、今は様々な見解があります。

日本に古来からある伝統食でもあるので、正しい知識を取り入れましょう。

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ヒ素を含むひじきの毒性は?どんな症状が出るの?

ひじきは栄養成分を多く含んだ海藻の一種で、子供が食べる給食でもよく見かける食材です。

「ひじきの食べ過ぎに注意」と言われるヒ素の毒性について、噂の由来を調べました。

  • 2004年7月に英国食品規格庁(FSA)が「無機ヒ素が多いひじきは食べない方が良い」と勧告を出す。
  • ひじきに含まれる無機ヒ素は、有機ヒ素よりも毒性が強い。
  • 他の海藻(わかめ、こんぶ、海苔)よりもひじきはヒ素の割合が高い。
ミユママ
ミユママ

約20年ほど前に海外からの問題提起より、ひじきの食べ過ぎが注意されていたのが理由でした。

また、ヒ素による中毒は以下とされています。

  • 急性中毒:発熱、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、全身性の痙攣など
  • 慢性中毒:食欲減退、皮膚の炎症、がんなど

しかし、厚生労働省は「ひじき等に含まれるヒ素による中毒の健康被害が起きたとの報告はない」と正式に発表しています。

そもそもヒ素自体は自然界中に存在するもの。

ひじきを含む海藻類の他にも野菜・穀物などいろんな食品にごく低い濃度で含まれており、完全に除去するのは難しいです。

(※参照:外部サイト「農林水産省 食品中のヒ素に関するQ&A」)

このため、いろんな食材を通常通り食べればヒ素による中毒は起こらないとされています。

ミユママ
ミユママ

ヒ素に関する問題は、民族による違いもあるようです。

島国である日本人は古くからひじきや海苔などの海藻を取り入れてきましたが、普段食べる習慣がない国の方は衝撃的だったのかもしれません。

ひじきの食べ過ぎはどれくらい?目安となる摂取量

ひじきにヒ素は含まれているものの、大量に摂取しない限り問題はないことがわかりました。

それでは、ひじき1日にどのくらい摂取すれば食べ過ぎと言われるのでしょうか?

これも厚生労働省より以下のように見解が出ています。

  • 体重50㎏の人がひじきを毎日4.7g以上継続して食べない限り限度は超えない。
  • ひじきを水戻し+水洗いや茹で戻しすれば5~8割のヒ素は減るので、上記以上の量になっても問題ない。
  • 1週間に小鉢1皿(ひじき10g程)なら健康にはほぼ影響しない。

つまり、バランスのよい食生活であれば健康上のリスクが高まることはないとのこと。

毎日ひじきを食べるなどの食べ過ぎに注意すれば、問題ありません。

子供も同じ見解ですが、大人1~2口分のひじきを目安にすればいいでしょう。

ミユママ
ミユママ

妊婦さんや子供に限らず、どんなに健康的な食品でも食べ過ぎれば毒になるという一例と同じですね。

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知っておきたいひじきの栄養成分

ひじきは摂取量さえ気を付ければ、栄養豊富な食材でもあります。

ひじきに含まれる歯や骨の成形となるカルシウムは海藻類中で最高含有量で昆布の約2倍、また普通の牛乳と比べてもカルシウム量は約12倍!

離乳食や幼児食、また給食の材料としてよく使われているのも納得です。

 

また、ヒジキには他にも多くの栄養成分が含まれています。

  • マンガン:疲労回復や骨粗しょう症を防ぐ
  • ヨウ素(ヨード):甲状腺障害などに有効とされる
  • 食物繊維:血糖値の上昇を緩めてお腹の調子を整える
  • カリウム:血圧やむくみを防止する
  • その他(リン・鉄分など)

貧血改善・生活習慣病・骨粗しょう症の予防…と、ひじきは子供はもちろん大人にも効果的な食材であるのがわかりますね。

カロリーも低いので、ダイエット中の方にもオススメの栄養食品です。

ミユママ
ミユママ

食物繊維が多いひじきは消化されにくいため、食べ過ぎ注意はもちろん!

風邪や下痢など体調不良時には控えることをオススメします。

子供はいつからひじきを食べられる?ヒ素の抜き方

子供に食べさせたい栄養タップリのひじきですが、食べ過ぎ以外に注意はあるのでしょうか?

ひじきのヒ素に関しては、調理方法により減らせることがわかりました。

  • ひじきは水で30分程もどして、しっかりと水洗いする
  • 新しいタップリのお湯でしっかり茹でる
  • 茹で上がったら、流水で洗う

この方法であれば、ひじきのヒ素8~9割ほど減少させることができます。

(※参照:外部サイト「東京都福祉保健局 ひじきに含まれるヒ素」)

乾燥ひじきをそのまま利用するようなレシピはありますが、そのまま使用するようなことは避けましょう。

ミユママ
ミユママ

ひじきを日本人の調理方法である水戻しをすれば、有害な成分を抽出して捨てることができるのです。

子供が喜ぶひじきの人気レシピ

我が家でのひじきメニューの中で1番子供が喜ぶのは「和風ハンバーグ」です。

ハンバーグを作る要領でひじきを混ぜるだけの簡単レシピ!

ひじきと豆腐の大豆パワーで、栄養満点かつヘルシーです。

ミユママ
ミユママ

保育園の給食メニューでもひじきのハンバーグはありましたが、煮物より食べやすく子供達にも人気でした。

冷凍すればお弁当の常備おかずにもなりますよ。

材料(4人前)

  • 乾燥ひじき:大さじ1(10g程)
  • 鶏ひき肉:400g(ガッツリ味が好きなら豚ひき肉でも可)
  • 絹豆腐:1丁(木綿でも可/水切り不要)
  • パン粉:大さじ5
  • 玉子:1個
  • にんじん(小):1本
  • 玉ねぎ:半分
  • 酒/砂糖/醤油/みりん:大さじ3(甘さ控えめが良いなら砂糖を減らす)
  • (大根おろし:お好みで)

ヒ素抜き込み!和風ハンバーグの作り方

  1. 乾燥ひじきを30分水戻しして、更にお湯で湯がいて、ヒ素を抜く。
  2. 上がったら水洗いしてよく水気をきり、更にヒ素抜きをする。
  3. 人参/玉ねぎの皮を剥いてみじん切りにする。
  4. 調味料以外の材料をボウルにいれ、しっかり捏ねる。
  5. 中火で熱したフライパンに成形したハンバーグを入れて、ふたをして両面焼く。
  6. ハンバーグを取り出したら、そのままフライパンに調味料を入れ和風ソースを作る。(水溶き片栗粉でとろみをつけてもOK!)
  7. お皿にハンバーグを盛り付けて、ソースをかければ出来上がり!
ミユママ
ミユママ

ひじきハンバーグは保育園でも子供に人気メニューでした。

よくあるひじきの煮物はごはんに混ぜ込み、混ぜご飯風にアレンジしても

子供は喜びますよ。

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まとめ

妊娠以来、なんとなく避けてきたひじきでしたが、栄養抜群で含まれているヒ素も調理法に気を付ければ問題ないことがわかりました。

子供・赤ちゃんもひじきを食べすぎなければ、特に制限する必要はありません。

むしろ偏った食べ方をすると、かえってリスクを高める可能性が出てきます。

大切なのは知識を持って食材を使うこと。

ミユママ
ミユママ

子供が何でも喜んで食べる姿を見ると、こちらも嬉しくなります。

むやみに一定の食材を恐れず、食べ過ぎに注意して、様々なメニューを取り入れていきたいですね。

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