スーパーで夕飯のレシピを悩んでいると、水戻しヒジキが目に入りました。
”ひじきは毒性があるので、控えめに”という妊娠時の情報が頭に残っており、買うのは数ヶ月ぶりです。
「子供がひじきを食べ過ぎても大丈夫かな?」
と、ひじきに対して個人的な潜在意識があったので、確認してみました。

子どもが喜ぶひじきのレシピも載せております。
ヒ素を含むひじきは毒性があるの?

ひじきは、言わずと知れた海藻の一種です。
子供が食べる給食でも、今も昔もひじきはよく見かける食材ですよね。
我が家はあまりひじき料理を出さないので、たまに夕飯に出すと子供が喜んで食べます。
私自身小さい頃から「栄養成分がある」とよく食べてきたので、「妊婦はひじきの食べ過ぎに注意」と聞いてビックリしました。
早速、ひじきの毒性があるという噂の由来を調べました。
海外からの問題提起より、ひじきの食べ過ぎが注意されていたのが理由でした。
(ちなみにヒ素には有機ヒ素と無機ヒ素があり、毒性が高く健康被害を起こすのは無機ヒ素です。)
このような言われがありますが、これまでにひじきが原因の健康被害はなく、バランスのよい食生活であれば健康上のリスクが高まることはないとのこと。

毎日ひじきを食べるなど食べ過ぎさえしなければ、子供も大人も問題ありません。
また、毒素と言われるヒ素自体は、ひじきだけでなく自然界中に存在しています。
海苔やアカモク等の海藻類、野菜・穀物などいろんな食品にヒ素はごく低い濃度で含まれており、完全に除去するのは難しいようです。
大量に食べないよういろんな食材から栄養を取れば問題ないとのことで、安心しました。
(※参照:外部サイト「農林水産省 食品中のヒ素に関するQ&A」)

妊婦さんや子供に限らず、どんなに健康的な食品でも食べ過ぎれば毒になるという一例と同じですね。
ひじきは栄養成分満点の食材

あわせて、ひじきを調べていくと栄養が豊富だということが改めてわかりました。
歯や骨の成形をカルシウムは海藻類中で最高含有量であり、昆布の約2倍も含まれています。
普通牛乳と比べると、ひじきのカルシウム量は約12倍!
離乳食や幼児食にもよく使われているのも納得ですね。
また、 ヒジキには他にも
- マンガン:疲労回復や骨粗しょう症を防ぐ
- ヨウ素(ヨード):甲状腺障害などに有効とされる
- 食物繊維:血糖値の上昇を緩めてお腹の調子を整える
- カリウム:血圧やむくみを防止する
また、他にもリンやカルシウム・鉄分など、多くの栄養成分が含まれています。
貧血改善・生活習慣病・骨粗しょう症の予防…と、ひじきは子供はもちろん大人にも効果的な食材であるのがわかりました。
カロリーも低いので、ダイエット中の方にもオススメの栄養食品です。

食物繊維が多いひじきは消化されにくいため、食べ過ぎ注意はもちろん!
風邪や下痢など体調不良時には控えることをオススメします。
ひじきのヒ素をおさえる調理方法は?

子供に食べさせたい栄養タップリのひじきですが、食べ過ぎ以外に注意はあるのでしょうか?
レシピについて調べたところ、調理方法によりヒ素を減らせることがわかりました。
- ひじきは水で30分程もどして、しっかりと水洗いする
- 新しいタップリのお湯でしっかり茹でる
- 茹で上がったら、流水で洗う
この方法であれば、ひじきのヒ素8~9割ほど減少させることができます。
(※参照:外部サイト「東京都福祉保健局 ひじきに含まれるヒ素」)

これまでひじきを食べてきましたが、日本人の調理方法である水戻しでちゃんと有害な成分を抽出して捨てられていたのですね。
手間はかかりますが、ひじきをそのまま使用するようなことは避けましょう。
我が家の子供が喜ぶひじきレシピ
我が家ではひじきメニューの中で1番子供が喜ぶのは「和風ハンバーグ」です。
ハンバーグを作る要領でひじきを混ぜるだけの簡単レシピです。
ひじきと豆腐の大豆パワーで、栄養満点かつヘルシー!お弁当にもピッタリ!
材料(4人前)
- 乾燥ひじき:大さじ1(10g程)
- 鶏ひき肉:400g(ガッツリ味が好きなら豚ひき肉でも可)
- 絹豆腐:1丁(木綿でも可/水切り不要)
- パン粉:大さじ5
- 玉子:1個
- にんじん(小):1本
- 玉ねぎ:半分
- 酒/砂糖/醤油/みりん:大さじ3(甘さ控えめが良いなら砂糖を減らす)
- (大根おろし:お好みで)
作り方
- 乾燥ひじきを水戻しして、湯がき、上がったら水洗いして、しっかり水気をきる。
- 人参/玉ねぎの皮を剥いてみじん切りにする。
- 調味料以外の材料をボウルにいれ、しっかり捏ねる。
- 中火で熱したフライパンに成形したハンバーグを入れて、ふたをして両面焼く。
- ハンバーグを取り出したら、そのままフライパンに調味料を入れ和風ソースを作る。(水溶き片栗粉でとろみをつけてもOK!)
- お皿にハンガーグを盛り付けて、ソースをかければ出来上がり!

ひじきハンバーグは保育園でも子供に人気メニューでした。
よくあるひじきの煮物はごはんに混ぜ込み、混ぜご飯風にアレンジしても
子供は喜びますよ。
まとめ

妊娠以来、なんとなく避けてきたひじきでしたが、栄養抜群で含まれているヒ素も問題ないことがわかりました。
子供・赤ちゃんもひじきを食べすぎなければ、特に制限する必要はありません。
むしろ偏った食べ方をすると、かえってリスクを高める可能性が出てきます。
大切なのは知識を持って食材を使うこと。

子供が喜んでひじきハンバーグを食べる姿を見ると、こちらも嬉しくなります。
むやみに一定の食材を恐れず、食べ過ぎに注意して、様々なメニューを取り入れていこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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