夏の花といえば、朝顔!
盛夏に向けて朝顔の種をいざまこうとしたら…
「朝顔の種まきはいつが良いのか?何粒まくべきか?植え方に注意点はあるのか?」
朝顔の種のまき方について、どんどん疑問が湧いてきました。
そこで、今回は
このような朝顔の種まきについて、詳しくご紹介します。
意外に知らない朝顔の種まき方法。
せっかく種をまくのであれば綺麗な花が咲くよう準備して挑みましょう。
↓朝顔の花と言えばラッパのような丸い形の花ですが、桔梗咲きは花の先が少しギザギザしていてかわいいです。
朝顔の種まきはいつ行う?必要な事前の準備
さっそく朝顔の種のまき方について、ご紹介します。
朝顔はヒルガオ科で亜熱帯地域を中心に広く分布するため、耐寒性が低い植物です。
そのため、地域にもよりますが20度~25度と温かくなる『5月中旬~6月中旬』の時期に種をまきましょう。
また、霜があたると土の温度が20℃以下になって芽が出にくくなるため、早まきは避けましょう。
基本はゴールデンウェーク明け~梅雨入り前までと覚えてくださいね。
朝顔の種は水につける?発芽を促す傷のつけ方
朝顔の種は硬実種子で硬い皮に覆われており、稀に芽が表皮を割れないことがあります。
そこで、発芽促進の処理として、芽が出やすいように「芽切り」を行ないます。
方法は簡単です。
たったこれだけです。
ただし、朝顔の種は小さいので、手元に注意して行なってくださいね。
市販の朝顔の種は処理済みの場合が多いので、種まき前に袋の注意事項は要チェックです。
また、朝顔の種は水に浸けた方が良いとされますが、上記の芽切りを行なった場合は水浸け不要です。
逆に芽切りを行なった種を水に浸けると、吸水しすぎて発芽が悪くなる可能性があります。
うまく芽切りができなかった場合は、深さ1㎝程度の水に一晩浸して吸水させてくださいね。
また、朝顔の種はできるだけ新鮮な種を使うようにしましょう。
昨年以前に採取した古い種は芽が出にくい可能性があるため、通常より少し多めに種まきした方が良いかもしれません。
朝顔の種のまき方完全ガイド
朝顔の種に事前処理を行なえば、いよいよ種まき開始です。
鉢やプランターでの種のまき方を順にご案内します。
種の植え方①何個植えるの?間隔はどれくらい?
朝顔の種を鉢・プランター・ポットでまく際は、1株につき15㎝位離れているのが理想です。
あらかじめ理想の株位置を複数決めたら、その場所1か所につき3つ指で穴をあけて1粒ずつ種をまきます。
多めにまくことで芽が出ない種をカバーしたり、元気がない芽を間引きしたりして丈夫な苗を選んで育てることができます。
15㎝感覚で4株育てたい時は、3×4か所で計12粒用意します。
鉢やプランターにあわせて、種を何粒まくのか決めてくださいね。
※余った朝顔の種や採取した種はカビないようしっかり乾燥させて、密封されたビニール袋等に入れて冷蔵庫で保管すれば数年持ちます。
種の植え方②土にまく時の注意点は?種の向きはどっち?
朝顔は栄養分に富み、水はけ・水もち・通気性に優れた土を好みますが、育てやすい植物なので市販の草花用培養土でも十分育ちます。
種を埋める時は、土に深さ1~1.5㎝くらいの穴をひとさし指であけます。
向きは種の丸い方を上にして、ふんわりと土をかぶしてください。
抑えつけ過ぎないよう上から軽く手で整えて、種と土が密着できたら底からあふれ出る位水を撒きましょう。
空気を含んだ土のベッドで種を発芽させるイメージで土をかぶせてくださいね。
初めて水を上げる時は種が流れないよう慎重に…。
種の植え方③朝顔の種をまいた後は?日当たりの注意点
種をまいた後の鉢やプランターは、日当たり・風通しの良い場所に置きましょう。
日光が十分当たらない場所だと芽が出にくく、芽が出た場合もうまく光合成ができずに弱々しい苗になります。
また、朝顔の芽が出た直後や若い苗はまだ弱りやすい状態のため、日差しが強すぎる場合は一旦木陰に避難させてください。
朝顔の本葉が開き始めたら3つ植えた種の内、1番茎や葉がしっかりした発育が良い芽を残して間引きしましょう。
葉がどんどん増えるにつれたくましくなり、葉やツルがグングン伸びるようになります。
比較的育てやすい朝顔ですが、気温や日差しの強い日が続くとしおれたり土が乾いたりするので、注意してくださいね。
種の植え方④プランターや鉢で育てる場合の水やりについて
種まきをした後は、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげるようにしてください。
また、水を上げる時は土や根っこが崩れないよう、目の細かいジョウロ等で優しく行なうようにしましょう。
本葉が揃ってきたら、朝か夕方にたっぷり水やりします。
しかし、水やりの量が多すぎると水はけが悪くなり、土の中で種や根が呼吸できなくなったり腐ったりしてしまいます。
朝顔の葉がしんなり萎んでいたり、日中カンカン照りになるようならたっぷり!曇り空の中葉はピンと元気で土も湿っているなら控えめに!雨が続く日は一旦水やりは休憩して、様子を見てくださいね。
特に真夏日のカンカン照りの中水やりを行なうと、土の中はサウナ状態になってしまいます。
必ず朝か夕方の涼しい内に水を上げるようにしてください。
まとめ/朝顔の種のまきかた
朝顔は高温と日光が大好きな植物なので、手順を守って種まきをすれば夏時期にはすくすくと育ってくれます。
水を枯らさないようまたあげすぎないよう、土の様子をよく観察しながらお手入れしてくださいね。
大きな朝顔の花を楽しみにしながら、生長を見守りましょう。
朝顔の花言葉は長いツルがあることから「結束」、また早朝に花を咲かせることから「愛情」「明日もさわやかに」とされています。
↓朝顔のカーテンは見かけが涼しげになる上、茂った葉が窓から入る直射日光をさえぎるので室内温度の上昇を抑えてくれます。
猛暑が続く日も、電気代の節約ができそうです。
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